パトリック・デプラ of 有限会社ヴォルテックス

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2010年に惜しまれつつ解散したグリオットの生産者

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2010年に解散したグリオットの生産者2人です。成長著しい彼らの会社は、やがては税金対策のため設備投資を増やすことになり、その設備を稼働させるためにブドウを他からも購入し、自分たちがコントロールできる範囲を超えて不本意な手順でワインを造ることになるかも知れないと判断し惜しまれつつも解散となりました。それぞれ別の蔵元を立ち上げ小さなドメーヌとして再出発しましたが、二人の関係は今も全く変わっておりません。

パトリック・デプラ

ロの写真家として働きながら(さすがに元プロカメラマンらしい見事な写真を撮ります。)同時に99年までワイナリーで働き栽培と醸造を学んだ経験があります。そして、その後の3年はロワール大手のネゴシアンにて、近代醸造の全てを習得しました。この時代に除草剤や化学肥料を使わない栽培と自然で自由なワイン造りに取り組む生産者たちと出会い、97年に0.5haの畑を購入、当時勤務していた会社のワインとは180度異なるワイン造りに取りかかりました。販売目的としてではなく自分や友人たちが飲むためのものではありましたが、出発点となる初めてのナチュラルワインです。

ワイン名
2011 VdF l'Abordage 
ラボルダージュ 白微発泡
品種
ソーヴィニョン・ブラン、シュナン・ブラン、シャルドネ

ラボルダージュ2011_2.JPGラボルダージュ

醸造
白は全房をプレスしてそのまま発酵。甘口を除き、赤白ともにタンクのみ使用。
特徴
グリオット時代のムーサイヨンに相当します。ソーヴァジョンヌは全く同じ畑のスティルワインであるのに対して、このワインは残糖が概ね20g/Lに差しかかった発酵の最中に瓶に移して炭酸ガスを閉じ込めながら造る辛口の発泡酒です。やや濁りのある薄い黄色い色調です。抜栓直後はやや揮発酸を感じますが、すぐに落ち着きます。舌にあたる気泡が軽やかで、やや乳酸を感じ、柔らかく甘味を抑えたパインのコンポートシロップの様な果実味が感じられ、甘味、酸味、円み、旨味の揃った文句ない味わいです。暑くなるこれからに、ワイワイと楽しめる1本です。
ワイン名
NV11 VdF blancEpona  
エポナ 白辛口
品種
シュナン・ブラン、ピノドニス

IMG_0103.JPGエポナ

醸造
白は全房をプレスしてそのまま発酵。甘口を除き、赤白ともにタンクのみ使用。
特徴
やや黄色みがかった色合いで若干の濁りがあります。秋の試飲会の際はその揮発酸の高さが影響して酸味が強調される部分がありつつも,2歩下がって控えめにしていた白桃やパインなどの果実味を感じました。現在は、酸が円く穏やかになり隠れていたパインや桃のシロップ、マンゴーなどの熟したフルーツの香りが全面で包み込んでくれます。味わいにはやや塩分や昆布などのたっぷりとした旨味があります。アタックに甘味を感じほのかな塩分、そして程よい酸がスッキリとまとめてくれて、優しい甘みのある香りが余韻に心地よく残ります。揮発酸そのものは下がることがないのですが、口に入れた瞬間に一瞬で”美味しい”と言ってしまう程です。エチケットもとても素敵で、ケルト神話で豊穣と豊かな大地の恵みを象徴する馬の女神が描かれています。彼の祖先がケルト人だったことから、ワインにケルト由来の名前を付けているそうです。
ワイン名
2012年 VdF blanc Dumnac   
デュムナック 白辛口
品種
樹齢40年のソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、シュナン・ブラン
全ての畑がシストと石灰、石英で構成されています。

デュムナック12.jpgデュムナック

醸造
白は全房をプレスしてそのまま発酵。甘口を除き、赤白ともにタンクのみ使用。
特徴
グリオット時代のソーヴァジョンヌに相当します。
エチケットにはワイン名が記載されておりません。代わりにラベルの端に「D12」とだけ記されています。見た感じはうすにごり酒と言った印象です。抜栓直後はやや還元がありますがすぐになくなり、すももやプラムの様な香りで弾けるようなピチピチ感があります。空気に触れると益々果実感が溢れだし、少しお菓子のラムネの様な懐かしさがあります。
旨味満載のまさにブドウ汁!といった感じです。かなり癖になる味わいです。
ワイン名
2011年 VdF rouge Vent y Troune
ヴォン・イ・トゥルヌ 赤辛口
品種
樹齢75年のガメイ、樹齢70年のピノドニス
全ての畑がシストと石灰、石英で構成されています。

ヴォンイトゥルヌ12.jpgヴォン・イ・トゥルヌ2011年

醸造
赤はセミマセラシオン カルボニックで2~3週間の発酵。甘口を除き、赤白ともにタンクのみ使用。
特徴
グリオット時代はプティット ガトリーの名でリリースされていました。ヴォン・イ・トゥルヌには、「風向きが変わる」といった意味があります。ナチュラルなワインはフランスでも長い間にわたり異端児として扱われ、時には蔑まれもしました。長く苦しい時期を経て、ようやくフランスや日本はもちろん北欧諸国、アメリカやカナダでも認知されて来ました。この流れがこれからも変わらぬことを願って付けた名前です。味わいは、前回リリース致しました2012年よりもやや濃い目の印象で、タンニンのしっかり感もあります。黒系果実の凝縮感の中に赤い小さな果実味の様なキリッとした酸、白胡椒などのスパイスやフレッシュハーブを感じます。12年同様旨味満載の味わいです。提供温度ですが、より果実感、ボリューム感、円みを感じる為常温提供をお勧め致します。
ワイン名
2012年 VdF rouge Vent y Troune
ヴォン・イ・トゥルヌ 赤辛口
品種
樹齢75年のガメイ、樹齢70年のピノドニス
全ての畑がシストと石灰、石英で構成されています。

ヴォンイトゥルヌ12.jpgヴォン・イ・トゥルヌ2012年

醸造
赤はセミマセラシオン カルボニックで2~3週間の発酵。甘口を除き、赤白ともにタンクのみ使用。
特徴
グリオット時代のプティット ガトリーに相当します。
エチケットにはワイン名が記載されておりません。代わりにラベルの端に「V12」とだけ記されています。濃い目の紫がかった色合いで、ピチピチとしたフレッシュさが覗えます。可愛らしい赤い小さな果実を想わせながら、白胡椒や爽やかなフレッシュハーブを感じます。果実の凝縮感や程よいタンニンを感じつつするりと喉を通ります。飲み進めると、軽やかな赤い果実からカシスジャムなどの凝縮感のある風味も顔を見せ始めます。口に含んだ瞬間に「あっ、美味しい」と素直に感じ、余韻に押し寄せる旨味がたまりません。気取らずワイワイと楽しめる1本です。

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