シモン・ビュッセー 2011 有限会社ヴォルテックス

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馬が大好き、土の匂いが好き!

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カオールの新星☆シモン

オーナーであるシモン・ビュセーの父親は、既にビオロジック栽培をしていましたが、醸造設備を持たなかったため、収穫したぶどうは協同組合に販売していました。
父が所有し賃貸するぶどう畑の内、一番古い樹齢(1970年)の一部3haのぶどう畑を引き継いで2007年よりワイン造りを開始した新しい蔵元です。

2007年の醸造は、近所でワイン造りをする知り合いの醸造設備を借りて仕込みました。
それまでワイン作りを手伝ったことはあっても、醸造学校に行ったこともなく、ワイナリーで働いたこともないシモンにとっては、試験的な仕込みであり、どちらかというとちょっとした興味程度のことでした。
知り合いである“近所のおじさん”のワイン作りを真似て作った初ビンテージは、SO2をあまり使わなかったという(SO2含有量は80mg/L)。今風のテクニックを駆使しないことが幸いしたのでしょう。その結果、ワイン作りとは、原料であるぶどう栽培と発酵という工程が必要な、奥が深く複雑で、内容の濃い点に興味がわいてワイナリーになる決心をしました。

夢は地中海の大平原「カマルグ」で乗馬をして暮らしたい、というほど馬が大好きなシモンは、どうせ農業をするのなら馬で耕そうと考えます。
友人を通して、馬でぶどう栽培をする蔵元として有名なロワールのオリヴィエ・クザンに出会い、手綱さばきの研修を受けました。
今ではボルドー液などの農薬散布以外は全て馬を使って栽培をするようになりました。「馬は、大地と私の大切な友達。」とシモンは言います。

栽培・醸造

そんな彼ゆえ、父から譲り受けたぶどう畑は当然ビオロジック栽培。現在では5haに拡大し、一部でビオディナミも実践している。2007年に「エコセール」の認証を取得しました。

「産地らしさ」その典型性をワインに表現するには、毎年異なる気候の違いに応じて最高のぶどうを育てること。ぶどうが最後まで熟成する力があるかどうか。そういう点も含めて収穫のタイミングがワイン作りにおいて一番重要だと考えています。「ぶどうがワインになる秘密の通り道がある」のだそう。

収穫の際には、喜び、または歓喜に包まれた雰囲気でぶどうを収穫できると、そのエネルギーがワインの味に影響すると思っています。(J.M.ブリニョも同じ事を言っています。)これは言い換えると労を惜しまず仕事をするということであり、心をこめてぶどう作りをすることにつながります。当然、醸造所での仕事も同じライン上にあります。
シモンさんの気持ちが皆に伝わるせいか、週末にあわせた3~4日間の収穫には、家族や友人、その家族が集まって50人前後の人が手伝ってくれる。バックラベルには、感謝を込めて収穫者の名前を入れています。

蔵の中での仕事は、できるだけ人為的な介入をしないよう、またポンプを使わないように心がけます。酵母は天然酵母を使い、SO2はできるだけ控えたワイン作りをおこなっています。

LinkIcon2010年の資料はこちらです。
LinkIcon2009年の資料はこちらです。

ワイン名
2011VdF Si Rose ロゼ辛口
品種
マルベック50% メルロー50%。樹齢約30年。
0.5ha。粘土質及び砂質。
収穫量
40hl/ha。収穫は手摘み。
醸造・熟成
全房のままプレスしてロゼ色になった時点で終了、小樽で自然発酵。6年樽で9ヶ月熟成。SO2なし。

si rose.jpgシ・ロゼ

特徴
ペタンク(フランスではポピュラーな球遊び)をしながら飲めるロゼを造りたかったらしい。区画名は土壌の色から由来する。
ワイン名
2011VdF Printemps 赤辛口
品種
マルベック100%。樹齢約30年。
1ha。粘土石灰質。
収穫量
40hl/ha。収穫は手摘み。
醸造・熟成
50%除梗してセメントタンクで自然発酵。2000Lの大樽で9ヶ月熟成。SO2なし。

printim.jpgプランタン

特徴
父親がお気に入りの区画で、土の色からイメージして名前を付けた。とても完熟した年で、マルベックが有する独特な魅力を引き出せたワイン。エチケットの手形はシモンの愛娘のもの。
ワイン名
2011VdF Sauvage 赤辛口
品種
マルベック100%。樹齢約20年。
1ha。赤みがかった粘土質。
収穫量
40hl/ha。収穫は手摘み。
醸造・熟成
100%除梗してセメントタンクで自然発酵。6年樽で9ヶ月熟成。SO2なし。

sauvages.jpgソヴァージュ

特徴
Pur Cotとは異なり、上品な味わいの中に野性的な性質を引き出せたワイン。区画名は「重い土」で、強さの中に繊細さを感じられる飲み易い味わい。
ワイン名
2011VdF Merlot  赤辛口
品種
メルロー100%。樹齢約30年。
1ha。粘土石灰質。
収穫量
35hl/ha。
醸造・熟成
100%除梗してグラスファイバータンクで自然発酵。6年樽で9ヶ月熟成。SO2なし。

merlot.jpgメルロー

特徴
一般的に粘土質の土壌とメルローの相性はとても良いらしく、この年は特にブドウの品質が高かったため100%メルローのワインを造ることに決めた。今でも美味しく飲めますが長期熟成に耐えうるワイン。
ワイン名
2011VdF Polichinel  赤辛口
品種
マルベック60% メルロー40%。樹齢約40年。
0.5ha.粘土石灰質の土壌。エコセール。
収穫量
約20hl/ha。収穫は手摘み。

IMG_3728.jpgポリチネル

醸造・熟成
グラスファーバー製のタンクに入れて、天然酵母による自然な発酵。古樽で澱引きをせず熟成。清澄やろ過をせずにビン詰め。SO2なし。
ラベルの「ポリチネル」とはイタリアの喜劇の道化師のことで、2008年に初めてSO2無しのワインを作って官能検査に出した所、合格しなかったためそれを揶揄して名づけ、絵をさかさまに使用した。
「ピュール・コ」よりもフルーティさを現すために熟成期間を少し短めにしている。そうすることで果実のフレッシュさも残す。
ワイン名
2011VdFOriginel  赤辛口
品種
マルベック70% メルロー30%。樹齢約30年。
プレイサック村ブティエ地区(昔のオキシタン語で「粘土」という意味)にある。1.2Haの区画。粘土質の土壌。エコセール。

IMG_0529.jpgオリジネル

醸造・熟成
セメントのタンクに入れて、天然酵母による自然な発酵。古樽で澱引きをせず熟成。SO2なし。
特徴
シモンがワイン作りを開始したぶどう畑で、「本源」という気持ちをこめて名付けた。長期マセラシオンをしてもコー特有の重たさが全くない。エレガントで溌剌した酸あり、不滅なのではないかと思うくらい寿命が長そう。
ワイン名
2011VdF Pur Cot 赤辛口
品種
マルベック100% 。樹齢約40年。
蔵があるレ・ルージュ地区にある1.2haの区画。南北に開けるテラス状の粘土石灰質土壌(シレックス含む)
エコセール

IMG_3718.jpgピュールコ

醸造・熟成
選果後、35Kgのプラスティックケースに積めて、荷馬車で運搬。セメントタンクに入れ天然酵母による自然な発酵。古樽で澱引きをせず熟成。清澄やろ過をせずにビン詰め。SO2なし。
特徴
カオールの伝統品種を用い、濃厚で密度が高いが、驚くほど繊細。アルコールの強さやタンニンが控えめ。一般的なカオールの「ブラックワイン」とはかけ離れた繊細な風味が魅力で、口当たりがとても良い。
地区名の「レ・ルージュ」とは「コー(マルベック)に適した土地」と昔から認められて付けられた。ラベルには、生まれ育ったこの土地に育つ樹齢の古いコーの区画を、大好きな馬で耕す場面を挿絵にした愛着のあるデザイン。
IMG_3395.jpg自作のセラー
IMG_3386.jpg馬の牧草も自分で育てています。
IMG_3381.jpgマルベックの畑
IMG_3383.jpg畝は馬が入れる幅に
IMG_3392.jpg私たちが耕しています!
IMG_3379.jpg耕作機

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